子ども 学習机 イスの選び方
 −勉強に集中できる学習机とイス−
風水研究所


風水には「集中力」が高まる方位「机の向き」がある。
しかし、風水以前に気をつけなければならないのは、机やイスの状態です。子供の部屋を見ると、その子供が「勉強ができるか否か」を推測できることがある。机やイスを見ると、「勉強に集中するのが難しい」と思われるケースもあります。

机に向かったとき、集中力を損なわない 学習環境が必要。

 ★
集中力が持続する机 ○ 

 ・座った位置からドアが見える
 ・学習机は前棚のないシンプルな「平机」
 ・机の上が整理され、目の前が開けてる
 ・イスが動かなく、安定している

 ★ 集中力がなくなる机 ×

 ・机に向かったとき、ドアを背にしている×
 ・目の前に背の高い棚(前棚付きの机)×
 ・机の上が乱雑になっている×
 ・イスがグラグラして不安定×


机の上に余計なモノを置かない

ドアが後ろにあると、子供は心理的に落ち着きません。絶えず後ろを振り返ったりします。これだと集中力は続きません。風水では「背空」(はいくう)と言う。→風水 机の向き

学習机の配置は、(社長の机のように)壁を背にして、入口に向けるのが理想。机を壁に向けて配置する場合は、圧迫感がないように、壁から20cm〜30cm離すのがよい

学習机は、棚のない「シンプルな机」が一番。
机と本棚が一体になっていると、目の前に壁が立ちふさがるように感じ、心理的圧迫感を受けてしまいます。また、棚の付いた机は、購入して三ヶ月もすると、八割がた、棚の部分がゴチャゴチャと「物置」みたいになってしまいます。机を物置にしないこと。

子供の気が散る要素は、「音、色、モノ」。
机に向かったとき、視線の先に「気が散るもの」がない、余計なモノが目に入らないようにする。机の上は整理整頓し、できるだけ関係のないモノは置かないようにし、勉強に集中できる環境にすることが大事です。

棚付きの学習机を購入する場合は、圧迫感が少ない背の低い棚(ロータイプの棚)にする。一番のお勧めはシンプルな「平机」、机の横に大きな本棚を設置すれば、これで十分です。子供は、そキャラクターものを欲しがりますが、キャラクター・ブームは一時的なことです。宣伝文句に惑わされないこと。



● 勉強しやすいイスの選び方

一般に、机に関心が集まって、イスを軽く考えがちですが、
机以上に注意が必要なのが「イス」です。イスが不安定だと、集中力が途切れてしまう



 椅子が回転したり、動いたりしないこと
 ・背面と座面にクッションがあり、固すぎない。
 ・深く腰掛けられる奥行きがある。
 ・高さ調節ができること。



落ち着いて机に向かうには、イスの「安定感」が大事
キャスター付きで左右に動いたり、回転付きのイスで、クルクル回ったりすると、落ち着きがなくなり、勉強に集中できません。イスは「安定感」が最優先。イスは固定され、足裏がしっかりと床に着く高さであるこ。足がブラブラしているのは最悪で、勉強に集中ができなくなります。

イスを選ぶにあたっては、子どもが直接、座り、座り心地を確認すること。
体が大きくなっても正しい姿勢で座れるように、「背もたれ、座面」が成長に合わせて調整でき、座面や背もたれは、クッション性のあるものを選ぶ。深々としたイスはかえって疲れるので、注意が必要。

● 成績がよい子の学習スタイル


 ・リビングやダイニング・テーブルで勉強している
 ・お母さんに見守られながら勉強している
 ・子供部屋は子供のプライベート、就寝用に使用。



最近は小学校入学時に、学習机を買わない家庭も少なくなく、リビングや台所のテーブルを利用して勉強している家庭も多い。子供は、自室で一人座って勉強するのは苦手で、個室ではなかなか集中できません。(特に低学年の場合はそうです)

子どもは安心安全な環境でこそ、勉強に「集中」できます
お母さんが側にいることで、子供も安心して学習に集中できます。お母さんに見守られながら勉強し、毎日学習をすることで、勉強の「習慣」が身についてきます

リビングやダイニングなどから目が届くような所に、学習机を置くといいでしょう。今人気なのが「ママデスク」。リビングのデーブルで、学校のお便りや宿題を広げて、勉強を見てあげるのがよいでしょう。


『子どもの才能は 間取りが育てる』
諸葛正弥(もろくず まさや) 著

建築家で、中学受験学習塾を主宰している諸葛正弥氏 は、著書の中でこう述べている。

子供の勉強は・・・
「どこでより、どのような環境で勉強するかが重要」
「孤独な環境で勉強しない」ことが大事で、小中学生の「リビング学習」の大切さを説いている。