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地鎮祭
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古来、日本では、土地にはその土地の「神」が宿ると考え、家を建てる際は、地の神に伺い、土地利用の許可を得ていました。そのために地鎮祭(じちんさい)を行い、土地利用の許しと共に、工事の安全、家の繁栄を祈願しました。「じまつり、とこしずめの
まつり」とも呼ばれる。
地鎮祭は、家を建てる際に「母なる大地」の許しを得るための儀式。
これが地鎮祭の第一の目的です。
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「地鎮祭」について、大変よいことが書かれております。
是非ご蘭ください。「天に祈りて地に懺悔」(外部リンク) |
「神道」では、神主さんが祝詞(のりと)を捧げ、土地を祓い浄め、工事の安全、土地建物の安全・堅固、家の繁栄を祈願します。「掛(かけ)まくも 畏(かしこ)き 産土大神(うぶすなのおほかみ)
大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)…祓い給え 清め給え…」「youtube動画」 →地鎮祭のシーン
「仏教」の地鎮祭は「神道」と似ており、僧侶が護摩(ごま)を焚き、災いなく、工事が無事に円成できるようにとお経を唱え、参列者が焼香をします。仏教の考えでは、こうして家を建てられるのも、さまざまな人の「お陰」であり、そのような「ご縁」に感謝し、家の新築に取り組むことを仏前に誓います。
「キリスト教」では「起工式」と言い、神父さんが家を建てられる事を神に感謝し、工事の安全、住む人の健やかな生活を祈ります。「愛と幸せに満ちた 住まいになりますように…」と、分かりやすい言葉で語られます。そして「聖書」を朗読し、皆で「賛美歌」を歌います。
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それぞれの宗教の、形式に違いはありますが、
今日この日を迎えられることに感謝し、事故がないように、
良い家が建つように、家族の幸せと繁栄を願う気持ちは、みな同じ。
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★地鎮祭ができない場合は、基礎工事を行う前に、土地の「氏神神社」にお参りしてご挨拶する。この地に家を建てさせて頂くことを報告し、感謝を捧げます。工事着工の際に、隣近所に「挨拶」に回るのが慣例ですが、同様に、お世話になる土地の「氏神様」にもご挨拶するのは、自然なことです。また入居の際は家祓い(やばらい)の儀を行なうとよいです。
但し、土地の状態が極めて悪い場合、地鎮祭や家祓いを行っても、「厄災」がそのまま残っていることがある。安心はできません。
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