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(住宅、マンションの選び方)
宅卦と本命卦の両方が「吉方位」であれば、良い家・建物です


住む家(部屋)を選ぶ方法として、本命卦(ほんめいけ)と宅卦(たくけ)の一致がある。人の本命卦に吉凶があるように、建物にも吉凶がある。本命卦は個人の生まれ持った吉凶方位を表し、宅卦建物自体の吉凶方位を表す

この本命卦と宅卦の関係は、「住む人と、家との適合性」を表し、両者の「吉方位」が重なっていれば、住む人にとって「良い家、よい部屋」になる。

本命卦は、
吉方位が東側(東、南東、南、北)に位置する東四命(とうしめい)と、吉方位が西側(西、北西、北東、南西)に位置する「西四命」(せいしめい)に分かれる。
東四命とは・・・本命卦が「震命、巽命、坎命離命」の人。
西四命とは・・・本命卦が「乾命兌命、艮命坤命」の人。

「宅卦」も同じように、
吉方位の位置によって、「東四宅と西四宅」に分かれる。
東四宅とは・・・震宅、巽宅、離宅、坎宅、
西四宅とは・・・乾宅、兌宅、艮宅、坤宅、

東四宅は、東、南東、南、北が「吉」、
西四宅は、北西、西、北東、南西が「吉」。


見るポイントは、本命卦と宅卦の「吉方位」が、重なっているかです。

結論・・・

東四命の人は、東四宅(震、巽、離、坎)に住むのが「吉」、
西四命の人は、西四宅乾、兌、坤)に住むのが「吉」、

以上のことから、命卦と宅卦の関係は・・・
東四命の人が東四宅に住み、西四命の人が西四宅に住むと、本命卦と宅卦の吉方位が一致します。これが逆になると、住む人と建物の「不一致」となる


本命卦と宅卦の「吉方位」が重なると「宅・命適合」で、「上吉」とされる。
これが風水の建物の選び方です。但し、風水は「日当たり」は考慮しなく、玄関の位置は、道路や敷地によってほぼ決まり、思い通りにならないこともある。

宅卦は家全体の吉凶の方位なので、家族全体の運を象徴します。もし、自分の本命卦が宅卦と合わない場合は、本命卦を優先して部屋の配置を調整します。

宅・命適合
本命卦が東四命、宅卦が東四宅の人。
両者は吉方位(ピンク色)が重なる。
宅・命適合
本命卦が西四命、宅卦が西四宅の人。

両者は吉方位(ピンク色)が重なる。
※中国占術は「東西南北」が逆に表示される



吉方位の一致
家族で暮らしていると、「夫婦や親子」で本命卦が異なったりします。
現実には簡単にいかないことが多く、全員が一致するのは稀なことです。この場合、次善の方法として「屋命相配」(やめい そうはい)と、「床命相配」(しょうめい そうはい)がある。

屋命相配」は、本命卦を優先し、本命卦の吉方位の「部屋」を使用する方法で、「中吉」とされる。屋命相配も難しい場合は、部屋の小太極(中心)を取り、本命卦の吉方位に合わせ、床(ベット)などを配置します。これを床命相配と言い、「小吉」とされる。

本命卦と宅卦が異なる場合、「本命卦が優先」されますが、家族で本命卦が異なると、部屋の折り合いがつかない事がある。寝室やリビングは長い時間を過ごすので、特に難しくなる。絶命に位置した場合は対処法も限られます。この場合は水晶法がよいです。


宅卦は「玄関の向き」であり、
簡単に言えば、(外へ出て)玄関のドアを背にして立ったときの顔の「向き」のことです。あなたの「顔」がどの方位に向いているかです。(したがって、家の中心から測ったときの方位ではありません)注意!

例えば、玄関に立って背にしている方向が北(座)で、正面を向いている方向(向)が南であれば、住宅の宅卦は「座北向南」で、「坎(かん)宅」になる。

宅卦の吉凶
この宅卦を用いた吉凶は、ほぼ命卦のものと同じです。

宅卦 東北 東南 西南 西 西北
坎(かん) 伏位 五鬼 天医 生気 延年 絶命 禍害 六殺
離(り) 延年 禍害 生気 天医 伏位 六殺 五鬼 絶命
震(しん) 天医 六殺 伏位 延年 生気 禍害 絶命 五鬼
巽(そん) 生気 絶命 延年 伏位 天医 五鬼 六殺 禍害
乾(けん) 六殺 天医 五鬼 禍害 絶命 延年 生気 伏位
兌(だ) 禍害 延年 絶命 六殺 五鬼 天医 伏位 生気
艮(ごん) 五鬼 伏位 六殺 絶命 禍害 生気 延年 天医
坤(こん) 絶命 生気 禍害 五鬼 六殺 伏位 天医 延年
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