タイトル
家相鑑定、鬼門・欠け
家相住宅
風水研究所
家相書

(家相鑑定:新築・中古住宅、土地、欠け対策)

日本の家相は元をたどれば、中国から伝わったもので、長い年月を経て、日本の気候風土に合わせて形成され、「間取りや日当たり」など、「住みやすさ」を重視したものである。→家相、理想の間取り

<相談事例> 家相鑑定・間取り

・築10年の二階建て、中古住宅が見つかり、購入を検討中。
・部屋の間取り、風水・家相に何か問題があるでしょうか?

家相鑑定の事例


【玄関】
ここは北東に位置し、家相の鬼門にあたる
場所です。艮〜寅の間にあり、大凶となる。
玄関は人間で言えば口に当たり、要注意。
ここの部分は何らかの対策が必要。

【トイレ】
子〜癸の間にあり、正中線から外れるので、
間取りに問題はありません。

【和室・寝室】
部屋が卯・乙・辰に位置して「大吉」。
間取りに問題はありません。 

【風呂場】
乾〜戌の間に位置し、よくありません。
ここは何らかの対策が必要。

【居間】
この部屋は家相の裏鬼門に当たる箇所で、
巽〜丁までが吉で、未〜申は小凶で、
やや難がある。ここには大きな物は置かない、
汚さないこと。




本命卦

【家相鑑定の結果】

(現時点では)この中古住宅の購入は避けたい物件です。
いくつか気になる点があり、特に玄関の位置が北東の「鬼門」(丑・艮・寅)に位置しており、家相では要注意の場所です。また風呂場も位置的によくなく、何らかの対策が必要。風水の化殺という方法で、凶作用を和らげる方法もある。

(今回は事情により、図面鑑定でしたが)、風水鑑定では、現場に立って見るのが最も大事なことで、正確な鑑定を行うには「現場確認」が必須です。現地に赴き、家だけでなく、周辺の土地環境や、「家主の悩み」までをも勘案に入れて、総合的な判断が必要と考えます。

間取りは「日当たり、道路や隣家との位置関係、家族構成(高齢者がいる、子供が多い)」など、様々な要素が組み合わさって考慮されるべきものです。鬼門だけではなく、「住みやすさ、利便性」も考慮して鑑定します。
家相盤 家相、鬼門の方位


【原典資料】
※ARC古典籍ポータルデータベース、「家相図説大全」、松浦久信(東鶏)。
※「近代デジタルライブラリー」 家相秘伝集(上・下巻)その他
インターネット公開(保護期間 満了)

家相鑑定、鬼門とタブー

家相では、「鬼門」は北東の方位(艮:うしとら)、「裏鬼門」は南西の方位(坤:ひつじさる)で、陰陽道では、鬼が出入りする方角とされ、忌み嫌われる。また鬼門は陰が終り、陽の始まる方位で、「生門(きもん)」とも呼ばれる。裏鬼門は陽が終り、陰が始まる方位で「死門」とも呼ばれ、神聖な場所であるゆえに、「清浄さ」を保たなければならないとされる。

家相は家の中心から見た方位で判断します。玄関やトイレ、水回り、火気を伴う場所が「どの方位にある」かが重要なポイントになる。 五行説でも説明されますが、元々は「生活の知恵」としての根拠があったと考えられる。家相鑑定では要注意の場所です。


「艮(うしとら=北東)隅に浴屋ある事至って凶なり。
坤(ひつじさる=南西)隅に浴室あるも悪し」。(家相大全)


風呂を北東、南西に作るのは大凶。家相では、鬼門・裏鬼門は水気や不浄をきらうので、この方向に風呂を作ると「大凶」とされる。家相鑑定では要注意の場所。北東は日当たりが悪く、寒さや湿気も強く、「家づくり」から見れば、北東は風呂やトイレには適さない場所であるのは確かです。また、冬は冷たい北風が吹きつけ、このため心筋梗塞や脳卒中で倒れる人も多かったようです。北東の風呂は今も昔も鬼門です。

西南の風呂も凶です。当時の家は藁葺(わらぶき)で、夏は南西から吹く強風によって、一端火事になると「大火事」になることが多く、このため西南は防火上も適しない場所でした。昔の江戸の大火事は、この南風にあおられて燃え広がったものでした。(火を扱う場所が風上に位置すれば、火事になると、簡単に燃え広がるのは「自明の理」です)。


『北向きの雪隠(せっちん)は、不時の災難つづく』(安定生活秘伝極意)

北向きの便所は凶。北向きの場合、日当たりが悪く、北風が吹く冬は、寒さが原因で「脳卒中や心筋梗塞」で倒れる事故が多く発生しました。現在でも、このような事故で亡くなる人が多く、寒いトイレは凶、今でも鬼門です。(これは家相以前の問題)。逆に言えば、便所の寒さ対策を取ることで、凶意は小さくなる。


「厨(クリヤ)は、未申(ヒツジサル)に構えあるは、大いに凶し」(家相大全)

台所が南西にあるのは大凶。家相では南西は裏鬼門とされ、ここに水周りを持ってきてはいけないとされる。ここも家相鑑定ではポイントの一つです。論理的に考えれば、南西は気温が上がり、特に、夏は食べ物が腐ることが多く、食中毒が発生しました(冷蔵庫のない時代ですから)。また夏は南西から吹く強風によって、藁葺(わらぶき)の家は、一端火事になると大火事になることが多く、このため西南は防火上も適しない場所でした(南西の風呂と同じ)。生活の知恵です。


「彫込みの塵芥場、水漏等は凡て陰湿なるものなれば、坤艮(うしとら・ひつじさる)
二方に構ゆること、大いに忌む(家相秘伝集)


敷地の北東と南西に「ごみ捨て場」を作るのは凶。鬼門・裏鬼門は不浄を嫌うということも関係しますが、南西がごみ捨て場によくないのは、一年を通じて日が当たるので、温度が上がり、腐敗しやすくなるためです。また、夏は南西の風に乗って、悪臭が部屋に流れてきます。


「雨水、遣い水の流、坤艮(うしとら・ひつじさる)の場へ出るは大凶」(家相秘伝集)

雨水や台所、風呂などの汚れた水を北東、南西に排水するのは凶。これは鬼門・裏鬼門が不浄を嫌うということも関係し、特に南西がよくないのは、南西は一年を通じて日が当たるので、温度が上がり、完全な排水設備がないと、汚水や汚物が腐敗し、悪臭を放つためです。


家相鑑定、張り欠け

「建屋は、乾巽(いぬい・たつみ)は少し張るを吉として、坤艮(ひつじさる・うしとら)は少しも欠張なきを吉とす。其余論多し、全体八方とも欠張なく正直なるを以て最上とす」(家相秘伝集)


北西や南東の張りは「吉」、北東や南西は全く張り・欠けがないのが良いとされる
建物の凸の部分を「張り」、凹の部分を「欠け」という。欠けはどこでも凶とされる。張り欠けには諸説がありますが、張り・欠けのない「四角形が最上」とされる。特に北東・西南は少しも張り・欠けがないのがよいとされる。

これは建物だけではなく、「敷地」についても同じことが言われ、北東や西南に凹凸がない敷地が吉とされる。実際、凸凹のある敷地より、四角形の方が敷地を有効に使うことができ、当然と言えば当然です。家相鑑定では課題の多い部分でもある。

張り・欠けは、一部は「鬼門思想や陰陽五行説」からも説明されますが、全体として納得できるような「説明の論拠」、記述が不足する。家相の理論は、主に「経験則や統計学」からくるものですが、その面においても、論拠が不足している。

もう一つの理由は「建築構造」からくるもので、耐震性から見れば、四角形が構造的に最も安定し、張り欠けがない四角形の家がベストです。また建築費も安くなるのは確かです。 今日では凹凸は通風や採光に利用したり、デザインに変化を付けるなど、それほど嫌うことではなくなってきている。張り欠けは、家相では課題の多い部分である



家相は建物や敷地の、「どの方向に張り・欠けがあるか」を非常に問題にする。
一冊の家相書の多くが「張り・欠け」で占められている例も少なくない。しかし、どの家相書も、欠けによる「災難・災い」は大いに指摘するが、これに対する「対策」を示すことがなく、これが問題である。(早い話、リフォームで欠けを「ふさぐ」か、「引越す」しかないのである)


このような事情のため、時としてそれが”不安をあおる”だけの結果になってしまうことがある。迷惑な話である。不安でいると、それが「マイナスエネルギー」になり、それも凶になる。そして悪いことに「波長」が合ってしまい、凶のエネルギーを引き寄せることがある。人の及ぼす「意識作用」、こちらの方が要注意です。

「ポジティブな気持ち」でいることが何よりも大事です。
どうしても気になる人は、お住まいの地にある「氏神神社」に参拝する、あるいは、家祓い(やばらい)を行い、厄災を祓うのがよいでしょう。

鬼門・欠けへの対処
敷地や間取りの関係で、どうしても鬼門に「欠け」ができたり、また車庫を作ることで「L字形の欠け」ができてます。これが現代日本の住宅事情です。これから家を新築したり、リフォームをする人は、「ピタゴラス」「黄金比(おうごんひ)(1対1.618)の活用も期待できます。また水晶パワーを利用することで、鬼門や欠けに対処する方法もあり、最も有効と思われる。土地の気を高める方法

more 続く・・・家相、理想の間取り



この他に「正中線(せいちゅうせん)、四隅線(しぐうせん)」というのがある。「正中線」は東と西、北と南を結んだ「十字」のライン。「四隅線」は北東と南西、北西と南東を結ぶ「×字」のラインです。これらの線上にトイレの便器や風呂の浴槽、台所の流し台やコンロの火気、玄関のドアがあると「災難」が起こると言われる。いわゆる「水回りの対処」です。

このように、家相には「凶」とされるラインが無数に存在し、ほとんどの家はどこかのラインにかかってしまうのが普通で、実際、「完璧な家相の住宅」というのは極めて難しい話しである。敷地が広大で、自由に設計ができるのであれば、話は別ですが…。

家相が成立した江戸時代末(坂本龍馬が生きた時代)は、人口も少なく、約3,000万人と言われる。当時の家は「一階建て」なので、それも可能でしたが、今は事情が異なる。狭い敷地にギリギリに家を建て、標準的な戸建て住宅(4LDK)で、1階と2階の両方すべてが吉相というのは、(よほど条件がよくない限り)不可能に近い。

このような事情を考慮すると、家相のすべての点をクリアーするのではなく、要所要所を押さえ、全体として「七割OK」であれば良しとするのが無難。家相を求めるあまり、家相的にはよいが、結果的に「使い勝手の悪い家」にならないよう、注意が必要です。


風水や家相には、様々な説がありますが、そのまますべてに当てはまるわけではありません。当てはまるのは基本的な部分で、それ以外はケースバイケースも多い。また同じ階の同じ間取りであっても、住む人が異なると、「吉凶の現れ」が異なったりする。

風水や家相は、理論を「紋切り型」に当てはめて解釈すればよい、という単純なものではなく、これが鑑定の難しいところです。極端な言い方をすれば、住む人によって異なる「十人十色」の風水になる。



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