風水の基本は、土地から発する「気のエネルギー」を把握し、それをうまく取り入れ、住み心地のよい家を作ることにある。家を建てる際、風水的に「好ましい場所」があり、そうした場所に建物があれば、建築物の寿命は長く、他の場所と比べれば、はるかに長持ちすることになる。
そのような場所は「健康面」でもプラスに作用し、住む人のパワーも増し、仕事であれ何であれ、物事が順調に進むでしょう。
例えば‥「気持ちが落ち着く場所」、「いつまでも居たくなる部屋」、自然の流れに順応した家であれば、「よい気」が流れ、家族関係も和気あいあい、なごやかで楽しく、物事も順調に進むでしょう。特にリビングは、この点が大切です。
吉相の家には「よい気」が流れ、心身も癒され、体力も充実し、家族円満、家族の繁栄につながる。これが運気の高まる風水です。
風水の良し悪しは、知らず知らずのうち、心理面や体調に影響を与え、それが悪く作用すれば、健康や運気まで落としかねません。
気の流れがよくない場所では、気分が暗くなったり、居心地が悪くなったりします。もし、家の中の気が乱れていれば、そこに住む人は常に乱れた気のエネルギーを受けることになってしまう。
★住まいの気が乱れていると、「不安定な気は」人をも不安定にさせ、笑顔がなくなり、イライラしたり、ストレスが溜まったりして、体調にも影響を及ぼすことになる。それが引き金になって、トラブルや事故が発生したりします。
風水を改善してから、「気持ちが落ち着くようになった」、「体の調子が良くなった」、「夫婦喧嘩が減った」という報告をいただくことがあります。
(原因のすべてが風水とは言えませんが)、「気の乱れ」が修正されることで、ストレスが減少し、体調もよくなり、住む人の心も穏かになる。結果として夫婦喧嘩が減り、家族も安泰となり、物事が順調に進むことになる。
・「理氣(りき)法」による鑑定。
目に見えない「気の状態」を判断します。理氣法は本命卦や、易学や陰陽五行の相生・相剋、気学の理論などを使い、生年月日・時間から出てくる吉凶方位に基づいて判断する鑑定方法です。
・「巒頭(らんとう)法」による鑑定。
視覚から入った情報で判断します。地形・地脈を調べ、土地の形状、建物の形状から発する気(形殺など)を見て、吉凶の判断をします。土地建物の形状、玄関や居間、台所・風呂・トイレなどは重要なポイント。
★家であれオフィスであれ、「巒頭(らんとう)法」と「理氣(りき)法」の両面から考察することが不可欠です。住む人が、どのような影響を受けているか、風水の見地から総合的な判断が必要。一番大事なことは、現場に立って見るということです。
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